パーソナルカラーを飛び越える様々なもの
上の写真は、この秋に挙式予定の息子のお嫁さんのドレス選びに誘ってもらった時のもの。彼女のお母様(実はお母様と私はママ友同士)と、我が息子と、お嫁さんと4人できらきらの時間を過ごしました。
ドレスはどれも素敵で可愛くて、とても迷ってしまいます。まだこれから何回か試着をするそうなので、この中のものに決まるかどうかはまだわからないのですが…当日のドレスがとても楽しみです。
さて、今回は「服選びはパーソナルカラーを飛び越えることもある」と言うお話しです。
ドレスを着ている彼女のパーソナルカラーはイエローベース。ではパーソナルカラーって何でしょうか?
定義としては、その人の肌を美しく見せる色。それも「赤」「青」「黄色」などの色(色相)そのものではなく、その色が明るいのか暗いのか(明度)、クリアなのか濁りみがあるのか(彩度)などでも、肌の見え方は変わってきます。
パーソナルカラーとは4分割でも8分割でも12分割でも…この辺りの色が良いよね〜と言うグループ分けです。
同じグループに入ったとしても、人により差が出てきます。
例えば良くある例なのですが、「ラベンダー色が似合うと言われるんです。だからサマーだと思っています」とおっしゃる方。
1色をとってそのグループに合致するとは一概に言えないのですね。実際にドレープを当てて行くと、その方に対する青み、黄色みの作用の傾向がわかります。
やはり、黄色味で明るく健康的に映える傾向がある。でもラベンダーもOK!そんなふうに分かってきます。
ラベンダーは色相環で黄色の反対側にある紫の淡い色。人間の肌…特に黄色人種の日本人の肌は黄色みがかっています。ちょうど良い具合に黄色味を緩和するポイントが、ラベンダーあたりの色と言えるでしょう。
でもそこからもっと青味が深くなって行くと。。。イエローベースの方は顔色が悪くなってしまう。本当にピンポイントでギリギリここまで!「紫色までになるとやっぱり難しいね」などと言うことが、パーソナルカラー診断によりわかるのです。
だから自己診断は難しいのですね!
最初のドレスのお話しに戻ると、イエローベースの彼女のお肌をきれいに見せるのはたしかに黄色のドレス。でもラベンダー色も多いにありなのです。ちょうど良い感じで肌に透明感を与えてくれる。そのうえ上半身はより薄い色なので青みの作用が浅くなるのです。
ドレスの場合、襟元の形やデザインも関係して来ますし、色の面積が大きいので、色のもつ作用もより大きくなります。黄色のドレスの鮮やかさはより強くなりますし、グレーのドレスの落ち着きは、より大人っぽい印象を強めます。
もちろん花嫁さんは若さでどんな色も似合わせらるとも言えるのですが、似合う色のポイントがわかっていると、パーソナルカラーに拘らずに選んで行けるのです。
次は母達の黒留袖選びです。うーん黒を着るのかぁ。。非常にメイクが大事になってきますね。またレポート出来たらと思います。