大人が久しぶりに晴れの日に参列する時に参考になるまとめ ヘアメイク編

今まで二回にわたって結婚式に参列する時の服装について書いてまいりました。
しばらく結婚式に出席する機会がなかったので、新しい発見が多くありました。そして今回はまとめとして、服装ではなく、アラフィフの場合の「晴れの日ヘアメイク」について書きたいと思います。

大人が久しぶりに晴れの日に参列する時に参考になるまとめ 両親編
大人が久しぶりに晴れの日に参列する時に参考になるまとめ ゲスト編

50代のヘアメイク


さて大人の晴れの日ヘアメイクについて少し考えてみたいと思います。

みなさんは、最近プロにヘアメイクを頼んだことありますか?
私は着物を着る機会があるので、たまーに(年に1回あるかないかですが)アップスタイルをお願いします。セルフでアップするよりもグンと素敵になり、着物まで高見えするんですね。

もちろん今回は息子たちの晴れの日です。移動のわずらわしさは避けたかったので、ヘアセットは式場にお願いしました。
メイクはセルフメイクでした。(だって私メイクのセンセイですのでねっ)

 

ヘアセットについて


結婚式場のヘアメイクさんは、街の美容師さんと違っていつもアップスタイルを作っています。とっても手際がよいのと、セットが乱れないことに驚きました。

この写真は「泣いて笑ってぐずぐずになって…」、セットしてから7時間ほど経過した私の髪の状態です。おまけにタクシーの扉にぶつけています。
凄くないですか? ほつれ髪も見当たらずやつれた感じにもなっていません。(顔はやつれていますが)

仕上がりの完璧さにもおどろくのですが。。

 

アップスタイルってリフトアップ効果が半端ない!(笑)事にも驚きました。

この写真は「おー。顔が上がったー!」と驚き、お許しを得て写した一枚です。 八代亜紀さんみたい♪

そして髪が上がることで輪郭もスッキリ見え、小顔効果もあります。いいことづくめ♪

50代の顔は側面から下に下に下がっているものです。アラフィフメイクの基本は「側面を上げて見せる!」です。
髪型をアップスタイルにすることで、側面から上げることができます。引力に逆らえるのですよ!ゲストとして出席する場合でも、若くなくても、ドレスの時でも、アップにするのは劇的ビフォーアフターになるかもしれませんね。

髪の長さは鎖骨まであればアップができるといわれています。短いと思う方も相談してみるとよいですね。

 

メイクについて


普段私はメイクレッスン教室を行っているわけですが、サロンにいらっしゃるお客様はご自宅でメイクをしてからお越しくださいます。もちろんレッスンを控えていますので軽めのメイクではあるのですが、メイクの効果が薄れてしまっていることが多いです。(はっきり言ってしまえばスッピンに近いという事です ^^;)

それだけセルフメイクは落ちやすいのです。特に粉の形状のものはとっても落ちます。

せっかくの晴れの日です。写真も動画もたくさん撮ります。最近のメディアは簡単に拡大もできてしまいます。
首から下が日常から離れた華やかな衣装となっているのですから、顔が普段通りではバランスがとれません。

 

以前友人がお嬢様の結婚式に参列する時、留袖について質問を受けることがありました。色々お話をするなかで「着付けとヘアは頼むけど、メイクは自分でするからいいわ!」と言うのですね。母親は主役でもないし誰も気にしてないでしょ…と思うようです。

その頃私は呉服屋さんで働いていたのですが、成人式の前撮り写真を店内のスタジオで撮っていました。その時感じたのは、写真にすると色のトーンが2~3段階下がるなあ…でした。写真の時はメイク直しが必須だと感じていたのです。
前撮りの日は普段結婚式場で働いているヘアメイクさんが来ていました。お昼休みにお話を聞くのですが、
「今は花嫁さんも年齢が高いので、コンシーラーは必要ですよ。そしてお母様のメイクではコンシーラーだらけになります (笑)」
なんていう裏話もよく聞いていました。

そうなんです!私たち世代は自分で思っているよりずっーーーーーと、メイクの力を借りなければならないのです。自己流メイクって本当にね、薄っすいんですよ。

そんな経験があったので友人に、
「いやいや、メイクも一緒に頼んだ方が良いよ。式場で働いているヘアメイクさんはちょうど良い具合にしてくれるよ」とすすめました。

すると結婚式が終わった友人から、
「メイクも頼んでよかった!娘からも式場でやって欲しいと言われて、実際やったら全然違った。結果的に喜ばれたわ!写真もばっちり!」と報告をうけました。

ですので私は、ヘアセットと一緒にメイクもしてもらうことをおすすめします。きっと新郎新婦にも喜んでもらえると思います。もちろん私のサロンに通っていただき、「晴れの日メイク」を習得していただく、あるいはお式の前にサロンによっていただく、こちらもおすすめです。

 

もしセルフメイクで出席される場合は、一つ私の失敗談をお伝えします。
花婿の母の私は、「涙にむせぶ」ことを全く想定していませんでした。無意識に普段通りのマスカラ・アイラインを使ってメイクしていました。ところが挙式でまさかの「涙腺崩壊!」。
娘が「おかーさん、目、まずい!」と気づいてくれて鏡をみたら…目の下真っ黒になっていました。慌てて化粧室に駆け込んだのですが…年齢とともに涙腺がゆるゆるになっていたこと忘れていました。マスカラ・アイラインはウォータープルーフで!みなさんもお気をつけ下さいね。

 

晴れの日セルフメイクのポイント


メイクまではプロには頼まない、セルフメイクにする場合のポイントをお伝えします。

①マット肌を意識しすぎない
和装はマットな肌にすると言われることもありますが、あまりそこは意識されない方がよいです。和装でなくても塗りこめて厚化粧にならないようにしてください。

 

②厚塗りにするのではなく、頬だけ厚みをつける
ファンデーションはリキッドか軽めのクリームタイプ、BBクリームの場合も重たい質感のものはお避け下さい。全体は薄付きでよいので、頬だけもう一度重ねるようにつけます。

ファンデーションで消しきれなかったシミは、クリームタイプのコンシーラーで消しておいてください。その時注意するのは、コンシーラーの輪郭を肌となじませること。消したシミの上をさわってしまうと、せっかく隠れたシミが現れてしまいます。

 

③目の周りは明るくする
目の周りは皮膚がとっても薄く、色素沈着を起こしやすいところです。目の周りだけ1~2段明るい色のファンデーション、またはコンシーラーでくすみを飛ばしましょう。垢ぬけた印象のお顔にしあがります。

 

④チークは必須
普段チークをお使いでない方も晴れの日はぜひ使って下さい。入れる場所にも一工夫。

横浜メイクレッスン

横浜メイクレッスン

上と下の図の違いがわかるでしょうか?
チークの位置の基本は、黒目の外側と小鼻の付け根の延長線上の交点を中心にいれます。(形は顔型にもよって違う)
鼻脇より指2本分のスペースには入れません。

かたや和装メイクでは、もう少し鼻に寄ったたところまで入れてしまって大丈夫です。角度も少しつけます。より華やかさが際立ちます。悪目立ちする場合は、量が多いことと、似合わない色を選んでしまっている可能性が大きいです。

 

⑤パウダーは必ず使用
お化粧崩れを防ぐためにも、パウダーはお使い下さい。決して叩くのではなく、毛穴の中を埋めるようにパフまたはブラシで置いて行きます。Tゾーンを中心につけます。

 

⑥リップにくすみカラーは使わない
くすみカラーはくすみを余計に引き起こします。そしてあまりマットなものも年齢を高く見せてしまいます。艶のある明るくきれいな色をお使い下さい。
ご参考までに、私がこの日使用していたリップカラーです。直塗りしてもウルウルうるおいます。

 

エクセルグレイズバームリップ
GB01: レッドガーネット

アップスタイルの時は輪郭と首の境目があらわになります。ファンデーションやシェーディングは丁寧に首の方までぼかしておきましょう。

 

 

まとめ


3回にわたって、「晴れの日を彩る50代の装い」について書いてきました。
いかがでしたでしょうか?この記事は私自身の覚書きにもなります。皆様のお役に立つ情報が少しでもあればよいなぁ…と思って書きました。

今から次の晴れの日が、待ちどうしくてなりません。
皆様の経験や、お役立ち情報があればぜひ教えて下さいね。

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 


 

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