大人が久しぶりに晴れの日に参列する時に参考になるまとめ ゲスト編

前回、息子の結婚式での経験を踏まえ、新郎新婦の両親の装いについてまとめてみました。

大人が久しぶりに晴れの日に参列する時に参考になるまとめ 両親編

 

 

ゲストとしての装いは?


続いて今回は、ゲストとして結婚式に招かれた場合の大人の装いについて書いてみたいと思います。

前回の投稿で、「結婚式での両親の装いは第一礼装が最適である」と書きました。
代表的なのが 父親 モーニング/母親 黒留袖

こんな感じですね。

ではゲストとしてお呼ばれしたとき、私たち50代はどんな装いが良いのでしょうか?

 

ゲストは略礼装


かつて私が結婚したころ(1990年代)、親族の女性は黒留袖を着ることが多かったように思います。親世代は兄弟も多く、伯父伯母(叔父叔母)がたくさんいました。そして結婚式には黒留袖のおばちゃんがズラーッと並んだものです。たぶん皆さん留袖をお持ちだったんでしょうね。

けれど令和の今、黒留袖=新郎新婦の母親が着るもの と言うイメージが強いかもしれません。(土地柄で変わるかもしれませんが)
既婚の姉妹やおばが着ても良いのですが、会場で一人くらいですと「あれ?どっちがお母さん?」と、いらぬ混乱を起こすかもしれません。なんとなく時代の流れで変わってきていますね。ですので、既婚の姉妹やおばが黒留袖を着る時は、新郎新婦に確認を取ってからがよいのではないでしょうか。

それに代わって最近は、新郎新婦の母以外の親族の女性はフォーマルドレス姿が多いですね。私にも未婚の甥姪がいます。もし結婚式に出席することになったらフォーマルドレスを着ることと思います。もし和服でしたら、訪問着もしくは付下げを着るでしょう。

 

ゲストとしての和装


と、ここで、和装の場合の略礼装のお話をしたいと思います。
完全に私の趣味の世界ですが、少しお付き合いください。

令和の現代、「和服」と言うだけで特別感・非日常感を感じますね。何となく華やかなので手持ちの着物を着ようかな?そんな気持ちになったりします。
ところが結婚式などのフォーマルな場に着ることができる着物とそうではない着物、と言うのがあります。とても分かりにくいので、ここで少しまとめたいと思います。

【正礼装】
●5つ紋 比翼仕立て黒留袖
●5つ紋 比翼仕立て色留袖
●振袖
こちらは前回解説しました。

【準礼装】
●3つ紋(または1つ紋)色留袖
●3つ紋色無地
紋の数が減ると格も下がります。

【略礼装】
●訪問着
●付下げ
●1つ紋色無地

~~~~~~~
↑ここまでがフォーマルな着物になります。色無地も紋があれば略礼装になります。

 

【普段着・おしゃれ着】
●紋なし色無地

同じ色無地でも紋がないと街着・おしゃれ着になります。

 

●小紋

反物に一定方向に描かれた柄を裁って仕立てます。出来上がりは柄の向きが一定方向ではなく、上向き・下向きとなります。
柄が豪華であったり、金箔が施されていたりと一見豪華なものもありますが、フォーマルな席には着用できないので注意が必要です。

 

●紬

先に糸を染めてから織った絹織物。硬めの質感。やはりフォーマルな席には適していません。「洋服ではジーンズに該当する」などと言われることもあるほど、カジュアルな着物です。

●ウールの着物
普段着の着物です。

以上、こちらはカジュアルな着物です。結婚式に出席するのには適していませんのでご注意ください。和装=フォーマルとはなりません。

 

ゲストとしての洋装


私はどうしても「和服」について熱く語ってしまうのですが、今の時代はフォーマルな席では断然洋服が多いですね。ほんとはこっちがメインです。

今回息子の結婚式は「コロナ禍」の真っただ中、開催自体危ぶまれておりました。ですがそんな状況の中、家族・親族・友人・会社の同僚や後輩…の方々が出席してくださいました。心から感謝しております。

出席してくださったゲストの方は、男性はブラックスーツ・女性はフォーマルドレスが多いようです。略礼装の幅は広いので様々なパターンがありますね。
皆様お祝いの気持ちを込めて華やかに装って下さいました。

男性・・・若い方も50~60代世代も「ブラックスーツにフォーマルタイ、フォーマルベスト」が多いようです。
最近はフォーマルタイやフォーマルベストって様々な色柄デザインがあるんですね。とても勉強になりました。本当に結婚式が久しぶりだったので知識の更新になりました。みなさんおしゃれをして下さってありがとうございます。

女性・・・以前なら黒留袖を着ていたであろう立場の祖母(私の母)などは、黒のロングスカートに柔らか生地のジャケット。もう80代ですので、身体に負担をかけない服装で来てくれました。
若いお嬢様方は、レースやシフォンのフォーマルなワンピースが多いですね。この世代は選び放題(笑)、何を着ても可愛くて似合う!

で、悩みどころはアラフィフ世代のゲストドレスです。男性のように基本はスーツスタイル…とはならないので、難しいですね。アラフィフが似合うフォーマルドレスを選ぶポイントが、実は3つあります。それは

①お顔の雰囲気に合うテイストのドレスか?
割と見落としがちですが、「可愛らしいお顔立ちの方は可愛い雰囲気の服が似合い、大人っぽい顔立ちの方は大人っぽい服が似合う」と言うシンプルな法則です。アラフィフ世代は「もう若くないから…」「と無難な路線に行ってしまいがち。ですが、いくつになっても可愛い雰囲気をお持ちの方には可愛い服が似合います。年齢なりの似合う可愛さがあります。逆もまた有りです。

(↑あくまでドレスのテイストです。)

 

②スタイルが悪く見えていないか?
「そもそもスタイルなんて良くないわ…」とはおっしゃらないでください。人は皆それぞれボディバランスが違います。ベストなバランスに見える服があるのです。
・衿ぐりの開きがちょうどよいか? 詰まって見えたり、だらしなく広がって見えたりしないものを選ぶことです。
・ウエストの切り替え位置は適切か? ハイウエストすぎて変な感じになったり、ローウエスト過ぎて間延びして見えたりしないこと。そもそもウエストに切り替えがあることが似合わない場合もあります。
・スカート丈がちょうど良いか? 身長の関係もあります。短かすぎ、長すぎはさけましょう。

ネックレス一つとっても似合う長さがちがうんですよ。

 

③顔色をきれいに見せてくれるか?
フォーマルドレスは黒などダークな色が多いです。そしてアラフィフはそんな色を選びがちです。もし顔色が沈みがちでしたら、意識してメイクをしてください。そしてお顔周りにアクセサリーやコサージュで華やかな色を加えてくださいね。また、グレイッシュな色も似合う方、顔色が落ちてしまう方様々です。フォーマルドレスによくある「グレイッシュピンク」「ブルーグレー」など。とってもきれいな色なのですが顔色を落としがちな色でもあります。鏡を見てお顔映りを確認してみて下さいね。

横浜パーソナルカラー

 

もしもご自分に合うドレスがわからずお迷いのことがありましたら、サロンにぜひお越しください。きっとお役に立つアドバイスをさせていただきます。

 

次回はいよいよ最終回
アラフィフの晴れの日ヘアメイクについてです。

大人が久しぶりに晴れの日に参列する時に参考になるまとめ ヘアメイク編

 

 

 

 

 

 

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